はちみつについて(成分、種類、力、豆知識、蜂蜜ができるまで)


◆はちみつができるまで

はちみつの基になる花の蜜はメスのミツバチによって集められます。
巣に戻ったミツバチは仲間のミツバチに蜜を受け渡し巣の中に貯蔵されます。
集められた花の蜜(ショ糖)はミツバチの酵素でブドウ糖と果糖に分解されます。

その後は貯蔵係のミツバチが羽ばたいて、風で花の蜜の水分を蒸発させます
花の蜜の糖度は最初40%前後と言われています。それを糖度80%になるまで水分を蒸発させれば
完熟はちみつの出来上がりです。

横浜町の菜の花と蜜蜂

◆はちみつの成分は

はちみつの成分は概ね20%の水分と80%の糖分で構成されています。
糖分のほとんどはブドウ糖と果糖で少量のオリオ糖、ショ糖も含まれています。
ブドウ糖と果糖は「単糖類」で体内に入れたときにこれ以上分解する必要がない糖類なので、
胃腸に負担をかけることなく、すぐにエネルギーに変ります。

微量成分としては、無機質として 鉄、ナトリウム、カリウムなど、酵素としてジアスターゼなど、他にアミノ酸、ビタミンB1、B2、パントテン酸なども含まれています。

また、はちみつのカロリーは砂糖より約25%~30%低いと言われています。

下北半島奥薬研のとちの蜜を集める蜜蜂

◆はちみつの種類について

はちみつは採れる花によってそれぞれ味や色や香りに個性があります。
また、同じ花でも採れる場所や気候によっても違いがあります。

はちみつには樹木に咲く花から採れるはちみつと野に咲く草花から採れるはちみつがあります。

当養蜂園のはちみつの樹木に咲く花から採れるはちみつは「アカシア」「とち」「うつぎ」「栗」などです。
そして畑や野に咲く花から採れるはちみつは「菜の花生はちみつ」になります。
また、その両方の花から採れるはちみつは「百花はちみつ」になります。

七戸町のアカシアの花

◆はちみつの力

1.疲れた時ははちみつが体をいたわります。
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖の単糖類なのですぐに消化しエネルギーとして体に吸収されるので
とても体にやさしい食べ物です。

2.はちみつに含まれるグルコン酸には腸内のビフィズス菌を増やす効能があると言われています。
だからヨーグルトとはちみつの相性がいいんですね。
また、グルコン酸には抗殺菌作用や、高い粘性と保湿力で皮膚を保護する力があると言われています。
喉の痛みやの口の中の炎症にはちみつは良いと言われています。

3.はちみつには保湿力と炎症を防ぐ抗菌力が備わっていると言われています。
入浴時にボディーソープやシャンプー・リンスに少量入れて使用すると、しっとりお肌を実感出来ると思います。
ちなみに当養蜂園のはちみつの中では「とち蜂蜜」がとても良いという声が届いています。

4.はちみつの主成分である果糖は肝臓がもつアルコール分解機能を強化する効果があると言われています。
お酒を飲む前、また飲んだ後にははちみつを食べるようにすると良いと言われています。

うつぎ蜂蜜で作った手作りスパイスグラノ‐ラ

◆はちみつ豆知識

Q.はちみつは何年ぐらいもちますか?古いはちみつが見つかったけど食べても大丈夫ですか?

A.ハチミツは強い殺菌力をもっており、保存食の代表的なもので、ちゃんとした生産者が採取した完熟した純粋はちみつであれば、古くなったものを食べても心配はありません。ただし、古くなると風味は次第に消えていき、色は濃くなってきます。できれば古いハチミツは砂糖の代わりに煮物などに使っていただき、新しく風味豊かなハチミツを直接ご賞味ください。
 当養蜂園では瓶詰め後、2年を美味しく頂ける賞味期限として品質管理しております。

Q.ハチミツが白く固まってしまったのですが、大丈夫でしょうか?

A.ハチミツの主要成分であるブドウ糖、果糖のうちブドウ糖の作用によるものです。従って、ブドウ 糖の多いハチミツほど結晶しやすくなります。保存しているときの温度にも影響を受け、15℃前後から結晶しやすくなります。結晶して成分が変化したわけではありません。

結晶を溶かすには少し時間はかかりますが、湯煎するのが一番です。
ます、ビンのフタをゆるめビンごと水の中に入れ、少しづつ熱を加えていき、箸などでかき混ぜながら湯煎すると徐々に溶けてきます。この時のお湯の温度は50度ぐらいを目安にして、はちみつの成分が壊れないようにあまり高温で湯煎しないようにしてください。

Q.買ったところによって同じ花のハチミツでも味が違うのはどうしてでしょうか?

A.一斉に広範囲にわたって咲く菜の花、アカシア、とちといった花には、ミツバチが集中して訪れます。
1つの花に集中する時期に採れたハチミツが特定の名前で販売されているものを単花蜜といいます。
単花蜜とはいえ、すべてのミツバチがその花に集中するわけではないこと、花の咲き始めと終わりには、ほかの花の蜜も混じることなどからその地方特有の花の蜜が交じるため、微妙な違いが出てきます。

また、百花はちみつはミツバチが活動している地域の味を凝縮させたハチミツで、その地方の風土や季節特有の風味をもっています。

Q.なぜ1歳未満の赤ちゃんは、ハチミツを食べてはいけないのでしょうか?

A.土壌細菌であるボツリヌス菌が、腸内細菌の少ない乳児の体内に入ると、ごくまれに腸内で増殖して毒素を作り、これによって中毒症状が現れ、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。このため、乳児には食べさせないよう指導されています。

下北半島奥薬研のとちの花